【書評】アンパンマン作者の生い立ちと名言|『愛蔵版やなせたかし明日をひらく言葉』

お腹が空いているいる人を見かけると、あんぱんで出来た自分の顔をちぎって分け与え、バイキンマンからみんなを守る正義の味方アンパンマン

誰しも子供のころ、『それいけ!アンパンマン』のアニメを観て育ったのではないだろうか。

『ドラえもん』、『サザエさん』、『ちびまる子ちゃん』同様、国民的アニメの代表でもあるアンパンマンの生みの親、やなせたかし。

アンパンマンを書き始めたのは、彼が50歳の時でアニメになったのは70歳のときだった。

https://youtu.be/ajqh7QGs_G4

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『愛蔵版やなせたかし明日をひらく言葉』

やなせたかしの生い立ち

1919(大正8)年2月6日生まれ
高知県出身

5歳の時、父が病死、母は再婚し、伯父に引き取られる。
父の死と同時に養子に出された弟は22歳で戦死。

手のひらに乗るくらいの未熟児で生まれたことにコンプレックスを感じながら育つ。

やなせたかしの残した言葉

漫画家としてアンパンマンを書いた他に、作詞者、放送作家としても活躍していた(アンパンマンがアニメ化されるまで、漫画家としては中々売れない人生だった)。

ぼくらはみんな生きているから始まる動揺『手のひらを太陽に』の作詞や、アンパンマンのアニメ内で使用される楽曲の多くも、やなせ氏が作詞を手掛けている。

本書ではそのような作品の言葉を引用しながら作られているが、彼の生い立ちを物語っているのか、生きることについて書かれた作品を多く感じる。

夢だった漫画家として中々活躍できなかったけど諦めなかった、やなせしの元気になる言葉も詰まっている。

生きる、生きている。

生かされているということは本当にありがたい。

アンパンマンのルーツ

我々にとってのアンパンマンは、子供(未就学児~小学校低学年)の観るアニメというイメージが強いが、実は大人向けの童話として書かれたのが始まりだった。

アンパンマンは、自分の顔をちぎって人に食べさせる。

本人も傷つくんだけれど、それによって人を助ける。

そういう捨て身、献身の心なくしては正義は行えない。

アンパンマンのルーツとなった物語も全文掲載されているが、馴染みのあるアンパンマンとは顔も違うが、お腹を空かせた子の元へアンパンを運ぶ姿は、確かにアンパンマンの面影を感じる。

バイキンマン誕生秘話など、アンパンにまつわる話もふんだんに収録されている。

 

まとめ

『手のひらを太陽に』の歌詞の中で、「生きているから悲しいんだ」が「生きているから嬉しいんだ」より先に来るのは、死んだら悲しみさえ感じない。悲しみがあるから嬉しさがある。など、一つ一つのパーツ配置にも深い意味がありました。

やなせさんの強くて優しい言葉が心に染み渡る作品でした。

 

 

 

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